西宮市南越木岩町の内科、胃腸内科、肛門外科、外科 だんクリニック


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健康的に楽しく!お酒との正しい付き合い方

2019年のカレンダーも残すところあと1枚。これからのシーズン、何かとお酒を飲む機会が増えるのではないでしょうか。また、飲みすぎて急性アルコール中毒になり搬送される人は12月がもっとも多い(※)といわれています。今回の健康情報では「“酔い”の知識」「お酒との正しい付き合い方」について紹介します。
(※)東京消防庁「月別の急性アルコール中毒による救急搬送人員(平成30年中)」

「酔っ払う」ってどういうこと?

お酒を飲んで酔っ払ってしまうのは、お酒の中のアルコールが脳をマヒさせるためです。体に入ったアルコールが血液に溶け込んで脳に届くと、理性をつかさどる大脳新皮質や感情をつかさどる大脳辺縁系、運動をつかさどる小脳などさまざまな部分に影響を及ぼします。これが、「楽しくなる」「怒りっぽくなる」「千鳥足になる」など「酔っ払った状態」につながります。
アルコールは分解されて代謝されていきますが、その代謝能力には個人差があります。これが「お酒に弱い人」「強い人」の違いです。

飲み方のポイント
■アルコールの適量を知りましょう

ひとことで「お酒」といっても含まれるアルコールの濃度(強さ)はさまざまです。飲む量よりも摂取したアルコール量を気にしましょう。厚生労働省によると「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度であるとされています。
また性別や年齢、体重などアルコールの代謝能力には個人差が大きいため、自分の適量を知っておくことも大切です。

アルコール20gの目安量

五訂増補日本食品標準成分表

■その日の体調に配慮しましょう

アルコールの代謝はその日の体調にも左右されます。体調が悪い日など、いつもは酔わない量で酔ってしまう場合も。自分の体調には十分に注意しましょう。休肝日を設けることも大切です。

■食事と一緒にゆっくり飲みましょう

食事をとりながら一緒に飲酒すると、アルコールが胃に長くとどまることで血中のアルコール濃度の上昇を抑えることができます。たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などを含むおいしい食事を楽しみながらゆっくりお酒を楽しみましょう。

■「アルハラ」は絶対にダメ!

「アルハラ」はアルコール・ハラスメントの略。飲酒にまつわる迷惑行為や人権侵害です。みんながお酒の席を楽しめるよう、アルハラは絶対にやめましょう。

アルハラの定義5項目
(特定非営利活動法人ASKおよびイッキ飲み防止連絡協議会)

・飲酒の強要
・イッキ飲ませ
・意図的な酔いつぶし
・飲めない人への配慮を欠くこと
・酔ったうえでの迷惑行為


一緒に飲んでいる人が急性アルコール中毒になってしまったら!?

急性アルコール中毒はいわゆる「酩酊」以上の状態のことを指します。意識レベルや呼吸数が低下したり、吐いた物をのどに詰まらせたりして死亡する可能性もある危険な状態です。
東京消防庁によると、過度の飲酒等により急性アルコール中毒で病院に搬送される人は毎年15,000人以上(「過去5年間の急性アルコール中毒搬送人員の推移」平成27~30年)。急性アルコール中毒の症状がある場合は、まずは近くの人が応急手当を行い、症状の度合いに応じて救急車を呼んだり医療機関を受診させたりしましょう。

■急性アルコール中毒への対応(厚生労働省「e-ヘルスネット」より)

理想的な姿勢「回復体位」

・絶対に一人にしない
・衣服をゆるめて楽にする
・体温低下を防ぐため、毛布などをかけて暖かくする
・吐物による窒息を防ぐため、横向きに寝かせる
・吐きそうになったら、抱き起さず横向きの状態で吐かせる


■すぐ救急車を呼ぶ必要がある場合

・意識がなく、揺り動かしたりつねったりしても反応がない
・体が冷たくなっている
・呼吸が不安定
・泡を吹いたり失禁したりしている など




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